〒601-0713 京都府南丹市美山町中上前83 知井会館1F

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診療案内

診療時間
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【休診日】日・祝日、水曜午後、金曜午後、土曜午後
【訪問診療】水曜午前、土曜の午後(不定期)に行っております。

TOOTHDECAY虫歯治療

虫歯とは、人間の口の中に常に存在する常在菌のうち、ある種の細菌が、食物(飲料も含む)中の糖やご飯・パンなどのデンプンが唾液によって糖になったものを利用して”酸”を産生し、その酸によって歯が溶かされ穴があいたり、進行具合によっては歯の中の神経(歯髄)を傷める状態をいいます。

痛くない治療を心がけています

歯の治療が嫌いな方が多いのではないでしょうか?特に麻酔注射が嫌いな方が多いと思います。
当院では、麻酔には電動注射器やシリジェットという機械を使い、できるだけ痛みが出ないようにしています。

電動注射器

細い針でゆっくりと麻酔液を注入することができるので、痛みの発現を抑えます。

シリジェット

高圧力のジェット噴流で麻酔薬を浸透させる「針が無い注射器」です。一瞬の圧迫感とチクッとする感じがあります。

虫歯の原因

歯の断面

虫歯の原因は、歯に付着したプラーク(歯垢・いわゆる俗に”歯クソ”などと呼ばれるもの)です。

プラーク(歯垢)はただの食べカスではなく、口の中に存在する細菌の分解産物や死骸が食べカスと混じり合って付着しているもので、バイオフィルムとも呼ばれます。このバイオフィルム内に存在するある種の細菌が、食渣(食べカス)内に含まれる糖を分解して酸を産生します。

この酸により、歯に穴があく(実質欠損)状態を”虫歯”といいます。

虫歯の進行度

虫歯の大きさや範囲により、C1~C4まで区分されます。

C1 エナメル質に限局した小さな虫歯です。このレベルの段階で治療すれば痛みもあまりなく、目立たないように比較的簡単に治療を終えることができます。
C2 象牙質に達する虫歯です。甘いものや冷たいものがしみるようになったり、痛みが出ることもあります。このレベルなら、神経を取ったりせずに治療をすることが可能です。
※非常に神経(歯髄)近くまで虫歯が進行している場合は、歯の中の神経を取らなければならない場合もあります。
C3 歯の中の神経に達する虫歯です。虫歯を起こす細菌により歯髄炎を起こしている状態で、激しく痛みます。虫歯で汚染された象牙質と歯髄を、麻酔を使って除去することになります。
C4 歯髄炎を通り越し、歯髄と象牙質が腐敗し、歯質のほとんどが崩壊した状態です。抜歯になる可能性が高いです。
虫歯の進行度

お口の中の環境が酸性になると、歯が溶けはじめる要因になります

おやつと虫歯の関係

口の中の環境は通常“中性”に維持されています。しかし、飲食物を摂取すると、口の中にいるある種の常在菌が酸を作り出し、お口の中の環境が“酸性”になります。この酸性になっている時間が長いと、虫歯になるリスクが高くなります。
そのため、おやつをダラダラ食べたり、食後にハミガキをしないと、虫歯が発症するリスクが高くなるわけです。

決して、“おやつ”や“お菓子”が悪いわけではないのです。むしろ、幼児期・小児期は栄養の補給という観点からおやつは必要ですし、成長発育に“糖”は欠かせません。要は摂取の管理・コントロール、つまり量と時間を決めること・食べたら必ずハミガキすることが重要なのです。

子供のハミガキについて

欧米においては、幼稚園期からデンタルフロスの使い方を教えるぐらい口腔衛生教育(ハミガキ指導)が徹底されていますが、残念ながら日本ではなされていません。小学校低学年までは、ハミガキをマトモにできている子は少数であると思われます。
そのため、小学校3年生ぐらいまでは、保護者による仕上げ磨きが必要と考えています。“忙しくてできない”や“そんな時間は無い”と言われたらそれまでですが。

また、経験則ですが、兄弟姉妹が多いご家庭の場合、下のお子さんほど“虫歯の発生”は増える傾向にあります。おそらく、子供の数が増えると手がかかることと、目が届かなくなることが要因と考えられます。

虫歯は自然に治ることは絶対にありません

虫歯は放っておくと、進行する一方です。

歯のエナメル質や象牙質は、体の他の部位と違い治癒能力がありませんので、人工的に修復しなければどんどん進行していきます。早めに歯科に行き、治療を行うしかありません。

早期に治療をすれば、痛い思いをする可能性も低くなりますし、治療にかかる時間や費用も少なくなります。

虫歯は自然に治ることは絶対にありません