できるだけ健康保険診療にて対応しておりますが、健康保険の診療には残念ながら”限界”があります。
政府方針により、新規の技術・材料導入は滞っており、世界的な現在の歯科医療技術水準よりも、手技も材料も不当に低く設定されております。
しかし、近年のインターネットの普及や各種報道により、欧米諸国での歯科治療が紹介されていることもあり、皆様よくご存知でいらっしゃいますが、テレビなどで報道・紹介されている最新の治療のほとんどが”健康保険適応外”です。
また、これは関係省庁のお役人さんに直接私が聞いたことですが、その方がおっしゃるには、
「いいですか、先生。勘違いしないでくださいよ。国民健康保険の医療と言うのは国民に最高の医療を、ではありません。国民に必要最低限の医療を、という考え方のもとで運営されているのです。勘違いはくれぐれもされないように。」
と本当に言われたことがあります。
このことから、より良いもの・良い医療を提供するには、健康保険は残念ながらアテにはなりません。その極めて貧弱であり、もはや現代の医療技術の進歩についていっていない制度の中で、精一杯努力はしておりますが、何卒ご了承の程をお願い申し上げます。