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根管治療

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【訪問診療】水曜午前、土曜の午後(不定期)に行っております。

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根管治療(歯内療法)とは

根管治療(歯内療法)とは

虫歯が大きくなって歯の中の神経(歯髄)が虫歯の原因の細菌に感染したり、損傷を受けたりすると、自然治癒することがないため生活力と機能を失ってしまいます。
最も多く見られる歯髄死(歯の神経が腐ってしまうこと)の原因は、大きく深い虫歯や歯の亀裂・歯の外傷などで、それらによって細菌やその生成物が歯髄の中に侵入することによるものです。

損傷を受けたり、腐ってしまった歯髄を治療せずに放置すると、歯の根の周りの組織にも感染が広がり、膿瘍が形成されて腫れや痛みが起こります。痛みや腫れが生じない場合でも、細菌が放出する毒素により歯を支えている骨が被害を受け、ゆっくりと骨内で破壊と感染が広がります。
治療をしないと抜歯が必要になるケースが多いです。

当院における根管治療

治療に先立ち、歯の根の中や神経に口の中の細菌が唾液とともに入り込んで、さらなる感染を起こさないために、“ラバーダム”を用いて治療を行います。

また、今までは歯の根の中・神経といった肉眼で直視出来ない領域に対する治療のため、“経験”や“勘”、“感触”という不確実な要素に頼って治療をされていた根管治療ですが、当院では他院に先駆けて“マイクロスコープ”を用いた根管治療を実践し、良好な成績をおさめています。
ちなみにマイクロスコープの普及率は全国の歯科医院の約2%に過ぎません。

また、今まで根管治療において多用されていた(されている)、人体に対して到害作用があるといわれているFC製剤は一切使用しておりません。

治療には複数回の来院が必要です

すでに神経が感染や損傷により死んでしまっている場合は、複数回に分けて歯の根の中の管(根管)や根の先の膿瘍部の膿をきれいに洗浄し、感染歯質を丁寧に除去します。細菌を殺すために、歯髄腔および根管内に投薬治療を行います。
状況や感染のレベルによっては、内服薬の抗生物質を投与する場合もあります。医薬品を処方された場合は、指示通りに服用してください。

神経がまだ死んでいない場合は、治療中の不快感を取り除くために局所麻酔を行います。
最終的には根管を密閉し、歯を補強して補綴物(クラウンなど)をかぶせます。

治療が行われる場合

虫歯の程度にもよりますが、重度になった場合は歯内療法が必要になる場合があります。

治療の方法は、こちらの図をご覧ください。
※クリックすると拡大表示されます。

根管治療をせずに放置すると

根尖(歯の根の先)に波及した炎症は、根の先に膿の袋を作り、ゆっくりと大きくなっていきます(慢性炎症の存在)。

健康な間は人間自身の持つ抵抗力・免疫力で症状の発現を抑えていますが、体調が悪くなったり、疲れがたまったりして抵抗力が低下すると、炎症が活性化し痛みや腫れなどの症状が発現します。
炎症が大きい場合は抜歯を余儀なくされる場合もあります。

また、この歯の根の先の慢性炎症は、手や足の裏の皮膚に炎症を起こす”掌蹠膿疱症”の原因の一つであるといわれています。